データベース

データベースを扱ったWebアプリケーションの機能を作ろう

概要

データベースとは、アプリケーションで扱うべきデータをプログラムコードから分離して集中管理する仕組みです。アプリケーションは、データベースを使うことで正しく安全にデータの追加・更新などができます。

データベースにはその構成や使用目的の違いにより、リレーショナルデータベース(RDB)や、NoSQLと呼ばれる非リレーショナルデータベースなどの種類があります。その中で最も一般的に使われているのがリレーショナルデータベースです。リレーショナルデータベースは、データをテーブルの集合体で管理します。テーブルはデータの種類ごとに複数のカラムを持っており、主キー外部キーなどの各種の制約を設定してから使用します。データベースのテーブル構成や制約の設計は、システム全体の性能に影響する非常に重要な項目です。

Webアプリケーションでデータベースを扱うには、プログラム内にデータベースを操作するコードを記述する必要があります。例えばリレーショナルデータベースでは、SQLと呼ばれる専用の言語をプログラムコードに含めることでデータの作成や取得、更新、削除などの操作を行うことができます。

データベース

学ぶ目的

データベースについて学ぶことで、Webアプリケーションで扱うデータを正しく管理できるようになります。

Webアプリケーションで扱うデータは、会員登録時のユーザーデータやECサイトの商品データなど膨大です。データベースを使うことで、関連しあうデータを一括で保存し、その中から目的のデータを素早く検索して表示することが可能となります。

また、データベースは複数のユーザーの同時利用によるデータの消失や重複などを防止でき、整合性を保つことができます。データの暗号化によるセキュリティ向上やバックアップ機能などによりデータの保全も可能です。

近年のWebアプリケーションフレームワークを使えば、直接SQLを使わずにO/Rマッパーで実装することも可能です。ただし、このマッパー内部ではSQLが動いているので、効率的なデータアクセスを実現するためにSQLの学習も必要となるでしょう。

本格的なサービスを作るために、データベースについて学びましょう。

ここから学ぼう

データベースの最初の学習は、現在広く使われているリレーショナルデータベースから行うのがよいでしょう。まずは、リレーショナルデータベースを操作するためのSQLについて学びましょう。

  • SQLでデータ取得をしてみよう

    データベースの種類と目的について理解しよう

    SELECTを使ってデータを取得しよう

    WHEREを使って特定のデータを取得しよう

    データの並べ替えをしてみよう

    集計関数を使ってみよう

    データをグループ化してみよう

    サブクエリを使ってみよう

    JOINで複数テーブルを結合しよう

    ファッションサイトのデータベースの分析をしてみよう

  • SQLでデータ変更をしてみよう

    INSERTでデータを追加してみよう

    UPDATEでデータを更新してみよう

    DELETEでデータを削除してみよう

おすすめ教材

  1. SQL 学習レッスン I | Progate

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