データ分析基盤

概要

Webアプリケーションをリリースしたら、ユーザーのサービス利用状況やシステムの稼働状況を知るために、データの分析を行いましょう。分析することで、アプリケーションの改善点やシステムの問題点を把握することが可能です。

データを分析して改善点や問題点を把握する例をみてみましょう。あるECサイトにおいて、特定の商品ジャンルの売り上げが極端に少ないという問題があったとします。何もデータが無ければ、問題の原因が商品の魅力の低さにあるのか、ユーザーを誘致できていないことにあるのか、はたまたシステムにあるのかなど、絞ることが難しいです。

もし、該当する商品のページビューが低いというデータがあれば、メニュー構成を分かりやすくしたり、レコメンド機能のパラメータを見直したりと、ページ内に絞った改善策を打つことができます。また、離脱率が高いというデータがあれば、離脱率の高い時間帯でのレスポンス時間を調べ、システム性能に問題がないか確認することもできるでしょう。

学ぶ目的

サービスに対するユーザーの不満を開発者が察知して改善することは簡単ではありません。しかし、様々なデータを分析して問題を把握できるようになれば、それを改善してユーザー体験を向上させることが可能です。

多くのユーザーに満足してもらえるようなサービスにするために、分析基盤は欠かせないでしょう。

まずは、データ分析基盤について学んで、現状を把握するために必要なデータを揃える必要があります。データが揃ったら分析を行い、仮説・検証を回せるようになりましょう。